このブログではサイクリングにおける色々な日焼け対策法を数多くご紹介していますが・・・
では、そもそも論として、
なぜサイクリングでは日焼け対策を万全に行う必要があるのでしょうか?
サイクリング以外の屋外レジャー(ビーチバレーやキャンプ)とは違って、
山や海岸沿いといった風が強く吹くような涼しいルートを走るから、
そこまで日焼け対策を行わなくても良いのでは?
と思ってしまうことがあるかもしれません。
しかし、その考えは今すぐに捨てましょう。
風が気持ちいいサイクリングだからこそ、
日焼け対策は念入りに行うべきなのです。
では、なぜサイクリングで日焼け止めを使ったほうが良いのでしょうか?
そこで今回は、サイクリングで必ず日焼け止めを使うべき3つの理由についてご紹介していきます。
理由①:日焼け対策をしないとパフォーマンスが低下するから
まず理由の1つ目としては、
日焼け対策をしないとサイクリングのパフォーマンスが低下するからです。
人間の体のほとんどは水分でできている関係で、
太陽の光を長時間浴びていると皮膚の温度が高くなり、
血液中の水分が吸われてしまいます。
そもそも血液には酸素などを送る役割があり、
水分によって流れをスムーズにしているため、
水分が減ると同時に血液の流れも鈍化してしまいます。
よって、酸素が行き届きづらくなるのです。
また、直射日光を長時間浴びると、
活性酸素が増加しやがてストレスに繋がってしまいます。
活性酸素には有害物質を除去する働きがある一方で、
過剰に多くなると細胞にまで影響を与えてしまうため、
次第にストレスや疲労感が出てくるのです。
理由②:シワの発生率をグンと高めてしまうため
2つ目の理由としては、
シワの発生率をグンと高めてしまうためです。
サイクリングでは長時間の直射日光をやむを得ず浴びることになりますが、
これによりシミやそばかすのもととなる「メラニン色素」というものが増えてしまいます。
また、UVAにも注意が必要です。
UVAは表皮を通り越して真皮という肌の奥まで紫外線が入り込むことで、
シミやそばかすを作ってしまうリスクがあります。
更に、UVAはなかなか目視で紫外線による肌の赤みなどを判断できません。
そのため、知らず知らずのうちに肌の内部まで紫外線が浸透していき、
ジワジワと肌へダメージを与えていってしまいます。
理由③:皮膚がんのリスクが上がるため
3つ目の理由としては、
皮膚がんのリスクが上がるためです。
環境省がまとめた紫外線環境保護マニュアル2015によると、
紫外線を浴び続けることによって以下の症状が起こりやすくなるとされています↓
・急性:日焼け(サンバーン、サンタン)、紫外線角膜炎、免疫機能低下
・慢性:シワ、シミ、良性腫瘍、前がん症、皮膚がん、白内障、翼状片(よくじょうへん)
上記のように皮膚がんは慢性の症状の一つであり、
長期にわたって治りにく症状です。
日焼けというのはやけどの一種であるため、
対策を蔑ろにしていると後で取り返しのつかない事態にも・・・
真夏のサイクリングは暑さと熱中症との闘い
真夏のサイクリングで大敵となるのが「暑さ」と「熱中症」です。
とは言え、夏は仕事や学校での長期休暇が取りやすいため、
どうしても気温の高い夏に走る人が多いと思います。
しかし、「暑さが苦手・・・」「熱中症が心配・・・」
という方も多いはずです。
私も出来るだけ気温の高い真夏に走るのは、
熱中症のリスクも踏まえると控えたいタイプなのですが、
それでも長期休みがある夏のほうが走りやすかったりします。
更に夏は汗をかきやすいので、
腕や脚がベトベトして感触が悪くなるのも嫌ですよね。
そこで今回は、真夏でも出来るだけ快適に走ることができるよう、
サイクリングで熱中症を防ぐ5つのコツについてご紹介していきます。
コツその1:冷水が入ったボトルを持っていく
熱中症を防ぐ1つ目のコツは、
「冷水が入ったボトルを持っていく」です。
まあ、体を動かすとなれば水分補給は当たり前のことですが、
ポイントは「冷水の入った専用の保冷ボトル」を持っていくことです。
ここが意外と疎かになりやすいですね。
よく保冷ボトルではなく普通のボトルやペットボトルに冷水を入れることがあると思います。
確かにペットボトルだと軽いので持ち運びは重荷にならないのですが、
それだと冷水が短時間で冷めてぬるま湯の状態になってしまいます。
因みに保冷ボトルが良いもう一つのメリットとしては、
運動能力の向上があります。
飲み物の温度を5℃~15℃に設定しておくと、
水分の吸収力が高くなることで運動能力が向上しやすいというデータが、
あの水筒で有名な「サーモス」の研究で明らかとなっているのです。
なので、サイクリングでは保冷ボトルを持っていくと良いでしょう。
コツその2:定期的に休憩&水分をとる
2つ目のコツは、
「定期的に休憩と水分をとる」です。
これも当たり前のことですが、
サイクリングで走ることに夢中になっている影響で、
意外と休憩と水分補給のタイミングが疎かになっていることが良くあります。
特に真夏は熱中症に注意が必要ですが、
「のどが渇いたから水分補給しよう」のタイミングでは遅いと言われています。
つまり、のどがそこまで乾いていないくても、
休憩時間ではこまめに水分補給することが大切ということです。
私の場合は少なくとも1時間に1回5分のペースで休憩時間を取るようにしています。
5分は割と短いような気もしますが、
サドルから降りて周辺を軽く歩くだけでも、
意外と疲れは取れるものです。
個人的には、黙って座るよりも軽く歩いたほうが疲れが取れる気がしますね。
また、水分補給に関しては信号待ちを利用すると良いでしょう。
街中であれば信号に引っかかることが多いので、
そのタイミングで水分補給すると上手い具合でのどを潤せます。
これで信号待ちのイライラも解消できるでしょう。
但し、郊外や山の中では信号が少なく、
どうしても休憩や水分補給が取りづらいので、
その点に注意しましょう。
コツその3:時間帯を変えて走ってみる
最後のコツその3は、
「時間帯を変えて走ってみる」です。
真夏の日中は1年で最も気温が高くなり、
熱中症のリスクも急激に上がります。
とは言え、いくら真夏と言っても、
早朝や夕方、夜であれば気温が25度前後と比較的涼しい時間になることが多いですし、
太陽の光もダイレクトに当たってきません。
なので、暑さが苦手な人や、
熱中症のリスクを少しでも回避したいという人は、
早朝や夕方、夜の時間帯に走ることをお勧めします。
更にこの時間帯に走ることによって、
いつもは交通量が多い道路でもスムーズに走りやすくなります。
交通量が少ないとスピードも出せますし、
交通事故のリスクも減らせますよね。
このように、時間帯を変えて走ってみるのも一理あります。
まとめ
サイクリングで必ず日焼け止めを使うべき3つの理由とは・・・
理由①:日焼け対策をしないとパフォーマンスが低下するから
理由②:シワの発生率をグンと高めてしまうため
理由③:皮膚がんのリスクが上がるため
以上の3点を踏まえ、
是非今日から日焼け止めを塗るなどして日焼け対策を万全にしてからサイクリングを楽しみましょう。
また、暑さや熱中症対策として、
1、冷水が入ったボトルを持っていく
2、定期的に休憩&水分をとる
3、時間帯を変えて走ってみる
以上の3点も抑えておきましょう。