「輪行」とは、
鉄道やバス、フェリーなどの公共交通機関を活用してサイクリングすること。
これまでは自分の住んでいる街でしかサイクリングができなかったものが、
公共交通機関を使うことによって、
自分の街から遠く離れた場所でサイクリングが可能になるのだ。
一方、当サイトをご覧になられている大半は、
恐らく鉄道に興味を持っている方だと思うが、
そのような方もぜひ輪行を活用したサイクリングを始めてみてはどうだろうか?
ここでは、輪行のメリットや日帰りでの移動可能な範囲をまとめてみたのでご覧いただきたい。
鉄道を使うと東京~青森で日帰りも可能!
今の時代は新幹線が発達していることから、
遠方の移動にも短時間で着くようになった。
そのため昔と比べてみれば、
自転車での移動範囲は劇的に向上したのである。
例えば東京~青森間なんて直線距離で600キロ近くもあるが、
新幹線を利用すれば片道3時間程度で着くため、
日帰りでも十分可能なのである。
では、以下の場合を想定してサイクリングのスケジュールを考えてみよう。
ex)東京在住、週末日帰りで青森の西海岸をサイクリングしたい場合は以下のようなモデルケースとなる。
・青森側から攻める
①東北新幹線「はやぶさ1号」東京6:32発→新青森9:51着
②奥羽本線 新青森9:52発→川部10:32着
③五能線 川部10:39発→鰺ヶ沢11:39着
④国道101号 鰺ヶ沢駅→岩館駅 約4時間(途中休憩入れず)
⑤五能線 岩館15:33発→東能代16:19着
⑥奥羽本線 東能代16:25発→秋田17:27着
⑦秋田新幹線「こまち40号」秋田18:16発→東京22:04着
・秋田側から攻める
①秋田新幹線「こまち1号」東京6:32発→秋田10:24着
②奥羽本線 秋田10:57発→東能代11:59着
③県道63号・国道101号 東能代駅→鰺ヶ沢駅 約5時間30分(休憩なし)※若干急がないと間に合わない可能性も
④五能線 鰺ヶ沢16:12発→川部17:16着
⑤奥羽本線 川部17;46発→新青森18:16着
⑥東北新幹線「はやぶさ40号」新青森18:38発→東京22:04着
※2019年現在のダイヤ
以上の2通りが考えられるが、
いずれも行き、帰りの新幹線は同じ時間帯であり、
物理的にはどちらの方法でも西海岸をサイクリングすることが可能。
ただ、秋田側から攻める場合は少し早く移動しないと発車時刻に間に合わない可能性があるため、
そこそこサイクリングに慣れている人でないと厳しいかもしれない。
いずれにせよ、新幹線と在来線を利用することで、
これだけ遠方の観光地を日帰りで訪問することができるのだ。
現地で美味い名物でも食べながら、
ぜひとも気軽な輪行にアタックしてみてはいかがだろうか?